家づくり何から始める?注文住宅を購入する際の7つの流れや準備を解説

「家づくりを始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」と感じている方は多いのではないでしょうか?

家づくりは一生に一度の大きな買い物であり、土地探しや資金計画、住宅会社選びなど、検討すべき項目が多くあります。流れを把握しないまま進めてしまうと、想定外の費用が発生したり、希望に合わない住宅会社を選んでしまったりする事態になりかねません。

本記事では、これから家づくりを始める方に向けて、まずやるべきことや全体の流れなどを分かりやすく解説します。

ぜひ最後まで読めば、家づくりの全体像をつかむことで理想に合った住まいづくりを迷わず進められるようになります。

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目次

家づくりは何から始める?まずやること5つ

家づくりを始める際は、まず以下の5つの点を整理することをおすすめします。

  • 戸建て住宅を建てる目的を明確にする
  • 理想の暮らし・希望条件を整理する
  • 予算を決める
  • 住みたいエリアを整理する
  • 住宅会社・工務店の情報収集をする

家づくりを始める際は、いきなり住宅展示場やモデルハウスに足を運ぶのではなく、まず自分たちの希望や条件を整理することが大切です。

事前に考えをまとめておくことで、住宅会社との打ち合わせでも希望や予算を伝えやすくなります。結果として、予算や暮らし方に合った住まいを検討しやすくなります。

戸建て住宅を建てる目的を明確にする

家づくりで最初に考えるべきことは、「なぜマイホームを建てたいのか」という目的を明確にする点です。

マイホームを建てる理由は、家族構成やライフスタイルによって異なります。例えば、以下のように人によって重視するポイントはさまざまです。

  • 庭や駐車場のある家に住みたい
  • 上下階の騒音を気にせず暮らしたい
  • 間取りや設備を自分たちの希望に合わせたい

特に注文住宅は、間取りや設備、デザインを自由に決めやすい一方で、完成までに時間がかかり、決めることも多くなります。そのため、建売住宅やマンションではなく、戸建て住宅を建てたい理由を整理しておくことが大切です。

目的をあらかじめ明確にしておくことで、住宅会社との打ち合わせでも要望を伝えやすくなります。家づくりの方向性がぶれにくくなり、予算や間取りで後悔するリスクも減らせるようになります。

理想の暮らし・希望条件を整理する

家づくりを始める際は、具体的な間取りや設備を考える前に「どのような暮らしを実現したいのか」を整理することが重要です。理想の生活イメージが曖昧なまま住宅会社との打ち合わせに進むと、要望がまとまらず、間取りや設備の決定に時間がかかる場合があります。

例えば以下のように、希望する日常の過ごし方をイメージしてみましょう。

  • 休日は家族でリビングに集まって過ごしたい
  • 在宅ワーク専用の書斎がほしい
  • 趣味のガーデニングを楽しめる庭がほしい

イメージを踏まえて、部屋数や間取り、日当たりなどの希望条件をリストアップするのがおすすめです。家族で希望を出し合い、「絶対に譲れない条件」「できれば叶えたい条件」「妥協できる条件」の3段階で優先順位をつけておくと、予算とのバランスも取りやすくなります。

予算を決める

家づくりでは、建物費用だけでなく、土地代や引越し費用なども含めた総額で考える必要があります。

住宅金融支援機構が実施した 2024年度フラット35利用者調査 によると、所要資金の平均値は土地付注文住宅で5,007万円、注文住宅のみで3,936万円でした。

フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、最長35年間にわたり金利が変わらない住宅ローンです。

一般的に、住宅ローンの年間返済額は手取り金額の20〜25%が理想とされています。例えば手取り年収500万円の家庭であれば、年間返済額の目安は100万~125万円(月額約8~10万円)です。

金利1.5%(フラット35)・返済期間35年と仮定すると、借入可能額は3,000万円前後となります。頭金として借入金の1〜2割(300〜600万円)を用意できると、利息分の負担をさらに軽減できます。

注意点として、自動車のローン・教育費・老後資金の準備などが並行して発生する方は、ライフプラン全体を踏まえて返済額をシミュレーションするのがおすすめです。

ルームコネクトに所属するFPには、家づくりに必要な総予算や、無理のない住宅ローンの返済額について相談できます。

  • 家づくりには総額でいくら必要か?
  • 自分たちの年収で無理なく返済できる金額はいくらか?
  • 住宅ローンを組んだあとも教育費や老後資金を準備できるか?

家づくりの予算に不安がある方は、まずはルームコネクトのLINEに登録して、FPに相談してみましょう。

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住みたいエリアを整理する

家を建てる土地が決まっていない場合は、まずどのエリアで暮らしたいのかを整理しましょう。通勤・通学の利便性、商業施設や病院の近さ、子育て環境、周辺の治安など、日常生活に関わる条件を洗い出しておくことが大切です。

特に、土地の価格はエリアによって大きく異なります。同じ予算でも、都心から離れたエリアなら広い土地を選びやすい一方、都心に近いエリアでは土地代が高くなり、建物に使える予算が限られる場合があります。

ただし、土地だけを先に決めてしまうと、希望する家が建てにくくなる場合があるため、注意してください。

土地の広さや形、建築条件によって、間取りや依頼できる住宅会社が制限されることもあるためです。土地探しは、建てたい家や予算とあわせて考えましょう。

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住宅会社・工務店の情報収集をする

住宅会社には、全国展開するハウスメーカー、地域密着型の工務店、デザイン性が高い設計事務所といった種類があります。それぞれの特徴は、以下の通りです。

種類特徴価格帯(坪単価)向いている方
ハウスメーカー・安定品質・長期保証・全国展開60万〜150万円保証や安心感を重視する方
工務店・地域密着・柔軟な対応・高いコストパフォーマンス60万〜100万円コストと自由度を両立したい方
設計事務所・高いデザイン性・完全自由設計80万〜120万円以上設計料が別途かかる(10〜15%前後)
こだわりの家を建てたい方

ハウスメーカー・工務店・設計事務所では、それぞれ特徴や強みが異なるため、自分たちに合った選択をすることが重要です。

例えば、以下のようにように、選ぶべき方向性は人によって変わります。

  • 品質や保証の安定性を重視するならハウスメーカー
  • コストと柔軟性のバランスを取りたいなら工務店
  • デザインや間取りに強いこだわりがあるなら設計事務所

しかし実際には、「自分たちにはどれが合っているのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

それぞれの種類の中でも、会社ごとに得意分野や提案内容は大きく異なるため、単に、種類だけで判断するのは難しいのが実情です。

そのため、「なんとなく安心そう」「聞いたことがある会社だから」といった理由で選んでしまい、後から「自分たちに合っていなかった」と感じるケースも少なくありません。

ルームコネクトでは、あなたの希望条件に合わせて、候補企業の中から最適な住宅会社と営業担当者をご紹介いたします。中立的な立場からアドバイスするため、住宅会社の押し売りに悩むこともありません。家づくりの検討を始める際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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家づくりは完成まで約1年〜1年半かかるのが一般的

家づくりは、完成まで約1年から1年半かかるのが一般的です。家づくりには多くの工程があるため、入居予定の1年前から検討を始めるのが理想です。土地の有無によってスケジュールが変わるため、「土地ありの場合」「土地なしの場合」に分けて、具体的なスケジュールを見ていきましょう。

土地ありの場合|1年前後

すでに土地を所有している、または親が持つ土地に建てるなど、土地探しが不要な場合は1年前後で完成することが多いです。具体的な流れは以下の通りです。

手順所要期間の目安
資金計画と住宅会社選び1〜3か月
間取り・仕様の打ち合わせ2〜3か月
建築確認申請、契約手続き1か月程度
着工〜引き渡し4〜6か月
引越し、入居準備1か月程度

土地がすでにある場合は、土地探しの期間が不要なため、比較的スムーズに家づくりを進められます。

土地なしの場合|1年〜1年半

土地から購入する場合は、土地探しに時間がかかるため、全体で1年〜1年半程度かかるのが一般的です。スケジュールの目安は以下の通りです。

手順所要期間の目安
資金計画と住宅会社選び1〜3か月
土地探し3〜6か月
間取り・仕様の打ち合わせ2〜3か月
建築確認申請、契約手続き1か月程度
着工〜引き渡し4〜6か月
引越し、入居準備1か月程度

土地探しは条件に合う物件が見つかるまで時間がかかる場合があるため、家づくり全体の期間が長くなる傾向にあります。人気の土地は競争率が高く、条件の良い土地は1日で売れてしまうケースも少なくありません。

情報収集のスピードが求められることから、住宅会社に土地探しを依頼し、建てたい家に合う土地を提案してもらう選択肢もあります。

土地と建物を合わせて検討してくれる会社を選ぶと、希望の住宅にあった土地探しを進めてくれるため、検討の効率が良くなります。

家づくりは何から始める?全体の流れ7ステップ

家づくりには多くの準備が必要であるため、本章では、家づくりの全体の流れを解説します。以下7つのステップについて、それぞれ見ていきましょう。

  1. 注文住宅を建てる意思決定
  2. 資金計画
  3. 住宅会社選び
  4. 土地探し
  5. 設計・プランニング
  6. 契約・着工
  7. 完成・施主検査

全体像を把握しておくことで、迷わず計画を検討しやすくなります。

1.注文住宅を建てる意思決定

家づくりの最初のステップは、「本当に注文住宅を建てるのか」という意思決定です。まずは一戸建て購入・マンション購入・賃貸の選択肢を比較し、それぞれのメリット・デメリットを家族で話し合いましょう。

一戸建てを選ぶ場合は、建売住宅か注文住宅かを検討します。

建売住宅はコストを抑えられ、完成した物件をすぐ内覧できるメリットがありますが、間取りや仕様を自由に決められないデメリットもあります。一方で、注文住宅は間取りや設備、デザインを自分たちの希望に合わせて決めやすい点が特徴です。ただし、完成までに時間がかかり、建売住宅より費用が高くなる傾向があります。

家づくりの目的や、住宅に求める条件の優先順位を整理してから、次のステップへ進みましょう。

家づくりを始める際に何をしたらいいか迷ったら、ルームコネクトへご相談ください。家づくりは営業マン選びがすべてと言っても過言ではなく、担当者の提案力や人柄が満足度を大きく左右します。

ルームフェリーチェでは中立的な立場から、あなたに合ったハウスメーカー・工務店、そして信頼できる営業担当者をご紹介します。一級建築士やFP(ファイナンシャルプランナー)による専門サポートも受けられるため、初めての家づくりでも安心して進められますよ。家づくりの検討を始める際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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2.資金計画

家づくりの検討で次に行うのが、資金計画です。建物費用や土地代、諸費用などを合わせると数千万円規模の支出になるため、まずは総額でいくらまでかけられるのかを整理しましょう。

まずは自己資金(頭金)を確認し、いくらまで用意できるか整理します。一般的には総費用の1〜2割が目安とされていますが、近年は頭金ゼロでもローンを組める商品もあります。

次に、住宅ローンの借入可能額をシミュレーションしましょう。一般的に、住宅ローンの年間返済額は手取り金額の20〜25%が理想とされています。

例えば、手取り年収500万円の家庭であれば、年間返済額の目安は100~125万円(月額約8~10万円)です。金利1.5%(フラット35)・返済期間35年と仮定すると、借入可能額は3,000万円前後となるため、頭金を用意できると利息分の負担を軽減できます。

▼住宅ローン借入可能額シミュレーション

最後に、土地・建物・諸費用を含めた総額を整理し、家づくり全体の資金枠を決定します。この段階でFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのもおすすめです。専門家の視点から、教育資金や老後資金も踏まえた長期的な視点で計画を立てられます。

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3.住宅会社選び

家づくりにおいて住宅会社選びは、満足度を大きく左右します。まず、ハウスメーカー・工務店・設計事務所の特徴を比較し、自分たちが優先する条件に合う会社を選びましょう。それぞれの特徴は、以下の通りです。

種類特徴価格帯(坪単価)向いている方
ハウスメーカー・安定品質・長期保証・全国展開60〜100万円保証や安心感を重視する方
工務店・地域密着・柔軟な対応・高いコストパフォーマンス50〜80万円コストと自由度を両立したい方
設計事務所・高いデザイン性・完全自由設計70〜100万円以上こだわりの家を建てたい方

注文住宅を検討する際、「まずは資料請求や住宅展示場へ」と考える方は多くいます。

しかし、この進め方は一見効率的でも、実際には比較が難しくなりやすい点に注意が必要です。住宅会社ごとに間取りや設備、金額の出し方が異なるため、同じ条件で比べられず、判断が難しくなります。

さらに展示場では営業担当の話に流され、 気づかないうちに本来の理想とズレたまま話が進み、そのまま契約に至ってしまうケースも少なくありません。

また、モデルハウスは見栄えを重視した特別仕様のため、そのままの内容で建てられることはほとんどなく、完成イメージにズレが生じやすい点にも注意が必要です。

このような失敗を防ぐには、いきなり見学を増やすのではなく、事前に条件や優先順位を整理し、候補となる住宅会社を絞ってから比較することが重要です。

ただし実際には、以下の理由からここで手が止まってしまう方も少なくありません。

  • どの会社が自分たちに合っているのか分からない
  • 比較するための判断基準が持てない

注文住宅は会社ごとに強みや価格帯、提案の考え方が大きく異なるため、自分たちだけで最適な選択肢を見極めるのは簡単ではありません。そこで最近では、住宅会社を回る前に、中立的な立場で条件整理や比較のサポートを受けてから進める方法を選ぶ方も増加傾向です。

当社が運営するルームコネクトでは、このような検討初期の段階から、希望条件の整理や住宅会社選びを中立的な立場でサポートしています。400社以上の住宅会社の中から、価格帯や得意分野などを踏まえて比較し、一人ひとりに合った候補を絞ったうえでご提案しています。

また、住宅会社の営業マンの説明だけに頼ると判断が偏りやすいです。そのため、建築士によるセカンドオピニオンを通じて、間取りや見積もりの妥当性を第三者の視点でチェックすることをおすすめします。

このようなサポートにより、最初から比較しやすい状態をつくり、無駄な見学や営業対応を減らしながら、納得感のある住宅会社選びを進めることが可能です。

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4.土地探し

家づくりにおいて土地から購入する場合は、住宅会社と並行して土地探しを進めることが重要です。

まずは希望エリアや生活環境の条件を整理しましょう。通勤・通学の利便性、商業施設や病院、公園といった周辺環境、治安やハザードマップなど、日常生活に関わる要素を整理しておくことが大切です。

そのうえで、住宅会社と連携しながら土地情報を収集し、建築を前提に候補地を絞り込んでいきます。一見条件が良さそうな土地でも、建物のプランによっては希望の間取りが入らない、追加費用が発生するといったケースもあるため、建築目線での判断が欠かせません。

また、気になる土地が見つかった場合は現地確認も重要です。日当たりや周辺環境、道路との高低差、隣地との距離感などをチェックし、実際の暮らしをイメージしながら判断していきます。

さらに、土地価格だけでなく、地盤改良費や造成費用、上下水道の引き込み費用などが発生する場合もあります。総額でどの程度の費用になるかを事前に把握しましょう。

5.設計・プランニング

土地が決まれば、各住宅会社から間取りや仕様に加えて資金計画の提案を受け、総額や内容の違いを確認しながら比較を進めていきます。あわせて、キッチンや浴室などの設備、内装・外観デザインの方向性もすり合わせていきます。

ただし、住宅会社ごとに標準仕様や見積もりの前提条件が異なるため、単純な金額だけでなく、 プラン内容とのバランスを踏まえて比較しましょう。そのうえで複数社を比較し、納得できる住宅会社を選んで契約へ進む流れが一般的です。

6.契約・着工

住宅会社を決定し、プランや見積もりの内容に納得できた段階で、工事請負契約を締結します。契約書には工事内容や工期、支払いスケジュール、保証内容などが記載されているため、細部まで確認しておくことが重要です。

なお、この時点では仕様や設備が完全に確定していない場合が多く、契約後の打ち合わせで変更や細かい調整を行いながらプランを固めていきます。

プランが固まると、住宅会社が建築確認申請を行い、設計内容が法令に適合しているか審査されます。

建築確認申請は、設計内容が建築基準法などの法令に適合しているかを審査する手続きです。

あわせて、住宅ローンの本審査も進みます。事前審査に通っていても本審査で否決される可能性があるため、転職や新たな借り入れは控えましょう。

建築確認の許可とローン手続きの目処が立つと、着工に進みます。地鎮祭や上棟式を行う場合は、事前に日程を調整しておくと安心です。

着工後は工事の進捗を定期的に確認し、図面との違いや気になる点があれば早めに共有することが重要です。工事が進んでからの修正は難しくなるため、初期段階での確認がトラブル防止につながります。

7.完成・施主検査

建物が完成すると、まず建築確認申請に基づく完了検査が行われ、法令に適合しているか最終確認されます。

その後、引き渡し前に施主による最終確認(内覧)を行い、キズや汚れ、設備の動作、図面との相違がないかを細かくチェックします。気になる点があれば、この段階で補修を依頼しておくことが重要です。

最終確認が完了すると、住宅の引き渡しへと進みます。引き渡し時には、設備の取扱説明を受けるほか、保証書・図面・鍵などを受け取ります。

登記手続きや火災保険の加入についても、このタイミングで並行して進めるのがおすすめです。

引き渡し後は、引越しや入居準備を進めます。家具・家電の搬入やカーテン、照明の設置に加え、近隣へのあいさつなども行っておくと安心です。新しい暮らしをスムーズにスタートできるよう、計画的に準備を進めましょう。

家づくりを始める前に知っておきたいこと

本章では、家づくり初心者が失敗しないために、事前に知っておきたい以下のポイント5つを解説します。

  • 入居したい日から逆算してスケジュールを立てる
  • 住宅会社を1社だけで決めない
  • 土地と住宅会社は同時に探す
  • 間取りだけでなく生活動線を考える
  • 見落としがちな費用があることを知る

家づくりの流れを知らないまま進めると、予算やスケジュールの見通しが立てにくくなります。想定外の費用や判断ミスを防ぐためにも、事前に全体の流れを把握しておくことが大切です。

入居したい日から逆算してスケジュールを立てる

家づくりは完成まで約1年〜1年半かかることが多いため、入居したい日から逆算してスケジュールを立てましょう。転勤や子どもの入学といったイベントに合わせて入居したい場合は、特に早めの行動が必要です。

土地探しや住宅会社選びは想定より時間がかかるケースも多く、途中で計画が変更になることもあります。希望通りのタイミングで入居するためには、入居希望日1年半前の検討開始を目安に、余裕を持ったスケジュールを立てるのがおすすめです。

住宅会社を1社だけで決めない

家づくりでは、住宅会社ごとに価格・性能・得意なデザインなどが異なります。例えば、延床面積やデザイン・仕様・設備などの内容が同じ住宅でも、A社では2,500万円、B社では3,200万円となるケースもあります。

そのため、1社だけで決めてしまうと、相場や提案の良し悪しが正確に判断できません。複数社(3~5社程度)の提案を比較することで、価格の妥当性が見えてきます

土地と住宅会社は同時に探す

家づくりを検討する際は、土地と住宅会社を同時に探すのがおすすめです。

土地を先に購入してしまうと、その土地に合った条件で建築する必要があるため、「希望の間取りが入らない」といったケースが発生する可能性があるためです。

住宅会社の中には、土地探しをサポートしてくれる会社も多く、建てたい家の条件に合う土地を提案してもらえるメリットがあります。住宅の希望条件についてあらかじめ住宅会社に相談しておくと、希望に合った土地を選べる可能性が高まります。

間取りだけでなく生活動線を考える

間取りを考える際は、部屋数や広さだけでなく、生活動線も意識しましょう。生活動線とは、家の中で人が移動する経路のことです。動線がスムーズだと、家事や身支度の負担を減らしやすくなります。

例えば、洗濯機から物干し場、ファミリークローゼットまでの距離が近いと、洗う・干す・しまうまでの流れがスムーズになります。キッチンから食卓までの距離や、玄関から手洗い場までの動線も、日々の暮らしやすさに関わるポイントです。

また、子どもの成長や独立、親との同居、自分たちの老後など、将来の変化も踏まえて検討することが大切です。図面だけで判断せず、実際の生活をシミュレーションしながら、長く暮らしやすい間取りを考えましょう。

見落としがちな費用があることを知る

家づくりの費用は、建物本体の工事費だけではありません。外構工事などの付帯工事費や、登記費用・住宅ローン手数料・火災保険料などの諸費用が別途かかります。

総額3,500万円の家の費用

一般的に、家づくりの総費用は本体工事費だけでなく、付帯工事費や諸費用も含めて考える必要があります。

目安としては、総額のうち本体工事費が約70%、付帯工事費が約20%、諸費用が約10%を占めるとされています。例えば、本体工事費が2,450万円の場合、総費用は約3,500万円前後が目安です。

ただし、実際の費用は土地条件や住宅会社によって変動するため、あくまで目安として考えることが重要です。

想定外の出費を防ぐためにも、見積もりをもらう際は「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を明確にしましょう。含まれていない費用がある場合は、事前に予算総額へ組み込む必要があります。

ルームコネクトでは、ハウスメーカーや工務店の紹介だけではなく、一級建築士やFP(ファイナンシャルプランナー)からのサポートを受けられる点が大きなメリットです。例えば、以下のような悩みの解決に向けて支援できます。

  • 住宅ローンをいくらまで借りていいのか分からない
  • 間取りや設計の良し悪しを判断できない
  • ハウスメーカーの提案が適切かどうか判断できない
  • 見積もりの内容が適切かわからない

専門家の客観的な視点があるからこそ、納得感のある家づくりが実現できます。相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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家づくりで失敗しないために押さえた方がいいポイント

家づくりは大きな買い物だからこそ、失敗は避けたいものです。しかし実際には、「もっと情報を集めておけばよかった」「確認が足りなかった」と後悔するケースも少なくありません。本章では、家づくりで失敗しないために押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

  • 敷地調査は必ず実施する
  • 着工前に近隣住人にあいさつする
  • 建物の配置や日当たりを事前に確認する
  • 工事中も現場を定期的に確認する
  • 契約内容や見積もりを十分に確認する

敷地調査は必ず実施する

家づくりでは、土地によって建てられる家の大きさや形が大きく変わる場合があります。建築前に敷地調査を実施し、地盤や高低差、接道条件などを確認しましょう。

例えば、軟弱な地盤であれば地盤改良工事が必要となり、数十万円〜数百万円の追加費用が発生します。また、建ぺい率・容積率・斜線制限などの法規制によって、希望通りの間取りが実現できないケースもあります。

接道条件については以下の2点を満たしていないと、そもそも建築ができないケースがあるため注意が必要です。

  • 「道路の幅員が原則4m以上」
  • 「敷地がその道路に2m以上接している」
接道義務

敷地調査は住宅会社や専門業者に依頼できるので、家づくりを失敗しないためにも、土地購入前または購入直後の早い段階で実施しましょう。

着工前に近隣住人にあいさつする

住宅の建築工事では、工事車両の出入りや騒音、振動、ほこりなどが発生するため、近隣住民の生活に影響を与える場合があります。引越し後のトラブルを防ぐためにも、着工前に近隣住民へあいさつをしておきましょう。

あいさつに伺う範囲は、一般的に「両隣と向かい3軒、裏3軒」が目安です。タオルや菓子折りなどの簡単な手土産を持参し、工事期間と工事内容、工事車両の通行時間帯などを伝えます。住宅会社の担当者が同行してくれるケースが多いため、日程は事前に相談しておくのがおすすめです。

建物の配置や日当たりを事前に確認する

住宅の住みやすさは、建物の配置や日当たりによって大きく左右されます。例えば、南側に隣家がある場合は日当たりが悪くなる恐れがあるため、リビングや寝室の位置を工夫しましょう。

また、駐車場の位置や玄関の向き、庭の位置なども、建物の配置計画によって大きく変わります。図面だけで判断せず、現地で住宅会社の担当者と日当たりや周辺環境を確認し、実際の暮らしをイメージすることが重要です。

工事中も現場を定期的に確認する

住宅の建築工事が始まった後も、可能であれば現場を定期的に確認することをおすすめします。特に、配線や配管、断熱材などは完成後に見えなくなるため、この段階で確認しておかないと修正が難しくなります。

また、コンセント位置や収納の使い勝手などは、 実物を見ることで初めて気づくことも多いです。気になる点は早めに相談することで、対応できる範囲が広がります。

さらに、現場監督や職人とコミュニケーションを取り、信頼関係を築いておくことも大切です。差し入れをする必要はありませんが、挨拶や感謝の言葉をかけるだけでも現場の雰囲気は良くなります。

契約内容や見積もりを十分に確認する

契約時は金額だけでなく、何が含まれているかを確認することが重要です。住宅会社によって見積もりの範囲は異なり、同じ金額でも含まれる内容に差があるケースがあります。

そのまま契約してしまうと、以下のようなトラブルにつながることもあります。

  • 想定外の追加費用が発生する
  • 必要な工事が含まれていない

見積もりの内訳や前提条件を確認し、不明点は必ず事前に解消しておきましょう。

家づくり何から始めるに関するよくある質問

最後に、家づくりに関するよくある質問をまとめました。同じような疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてください。

家づくりはどこから始めればいいですか?

家を建てる目的や希望条件を整理することから始めるのがおすすめです。「なぜ家を建てたいのか」「どんな暮らしを実現したいのか」を家族で話し合い、方向性を固めましょう。

固めた方向性を踏まえて、住宅の費用相場を調べたり、住宅会社の施工事例を見たりしながら情報収集を進めると、家づくりのイメージが具体化できるはずです。その際は、家族で「絶対に譲れない条件」や「できれば叶えたい条件」を書き出してみましょう。優先順位が明確になることで、住宅会社への相談や土地探しもスムーズに進めやすくなります。

3,000万円で家を建てられますか?

土地がすでにある場合、本体工事費に3,000万円程度かけることは現実的な選択肢といえます。一方で、土地から購入する場合は、総予算の中から土地代を差し引く必要があるため、建物にかけられる予算は大きく変わります。

例えば、土地代に1,200万〜1,500万円程度かかるケースでは、建物に充てられる予算は1,500万〜1,800万円前後です。建物にかけられる費用が限られる分、間取りや設備、住宅会社の選択肢が制限される可能性があります。

また、土地価格はエリアによって大きく異なるため、同じ総予算でも実現できる住宅の内容には差が出やすい点にも注意が必要です。コストを抑えたい場合は、規格住宅やローコストメーカーを検討する方法もありますが、仕様や自由度とのバランスを踏まえて選びましょう。

家づくりは何歳で建てる方が多いですか?

最も多いのは30代です。国土交通省が実施した令和5年度住宅市場動向調査では、初めて注文住宅を取得する方の約半数が30代で、次いで40代が多い結果が出ています。

30代は結婚や出産といったライフイベントが重なりやすいことに加え、住宅ローンの返済期間を長く取れるため、月々の負担を抑えやすい点がメリットです。

特に若い世代ほど以下のような点で、住宅ローンの条件面で有利になりやすい傾向があります。

  • 借入期間を長く設定できる
  • 団体信用生命保険の条件が良い
  • 将来の収入上昇を見込んだ計画が立てやすい

一方で、年齢を重ねるほど返済期間が短くなり、同じ借入額でも月々の返済額が高くなるため、資金計画の自由度が下がるケースもあります。

ただし、家づくりのタイミングは年齢だけで判断できるものではありません。年収や貯蓄、ライフプランとのバランスを踏まえて検討することが重要です。

そのため、「まだ早い」と先延ばしにするのではなく、今の自分たちの条件でどのような選択肢があるのかを早めに把握しておくことが、後悔しない家づくりにつながります。

まとめ|家づくりは何から始める?まずは情報収集から

家づくりは、人生で最も大きな買い物の一つです。だからこそ、まずは「なぜ家を建てたいのか」「どんな暮らしをしたいのか」という目的を整理することから始めましょう。

住宅の完成までは約1年〜1年半かかるため、入居希望日から逆算したスケジュール管理も欠かせません。余裕を持って検討を始め、予算の設定や方向性の整理を進めていくことが重要です。

住宅会社選びでは、いきなり複数社を回るのではなく、 あらかじめ自分たちに合う条件を整理したうえで候補を絞り、比較することがポイントです。

住宅会社ごとに、提案内容や見積もりの前提が異なります。そのため、十分に整理しないまま比較を進めても、違いが分からず判断が難しくなるケースも少なくありません。

また、見落としがちな付帯工事費や諸費用も含めた総額で考えることが、後悔しない家づくりにつながります。

このような背景から、最近では住宅会社を回る前に、中立的な立場で条件整理や比較のサポートを受けてから進める方法を選ぶ方も増えています。当社が運営するルームコネクトでは、希望条件や予算を整理したうえで、約400社以上の住宅会社の中から適した会社を中立的にご提案しています。

さらに、建築士によるセカンドオピニオンを通じて、間取りや見積もりの妥当性を客観的に確認できるため、判断ミスを防ぎやすい点も特徴です。

最初に方向性を整理しておくことで、無駄な見学や営業対応を減らしながら、納得感のある住宅会社選びを進められます。

家づくりを検討している方へ。

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この記事を書いた人

住宅購入や家づくりに関する情報を発信する専門チーム。
一級建築士・FPの知見をもとに、住宅会社選びや資金計画を支援しています。

家づくりを検討されている方から多くのご相談をいただいており、
住宅会社選び・資金計画、間取りなど、第三者の視点でサポートしています。

この記事の監修者
一級建築士 松本 栄治
ROOMFELICEの建築士アドバイザーとして、注文住宅の間取り添削・セカンドオピニオンを担当。

SUMU DESIGN 一級建築士事務所を主宰し、住宅設計の実務にも従事している。ハウスメーカー・工務店の提案プランを第三者の立場から精査し、「本当に住みやすいか」をお客様目線で判断できるところに強みがある。

また、家事動線・収納・採光・通風までを総合的に分析し、住みやすさとコストのバランスを最適化した改善提案が可能。設計実務で培った知見をもとに、見落とされがちな課題の抽出・改善ができる
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